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№4  地域情報誌の記事に思うこと。

 母乳は母親の血液から作られているからこそ、食べたものがまともに母乳に影響すると思います。私自身も実際に、アイスクリームと脂身 の多いサバを食べて2時間後に39.0℃台の発熱がありおっぱいがガンガンに張ってしまいました。

  その時の乳汁は濃くて油っぽく冷たいもので、赤ちゃんに飲ませるにはかわいそうなくらいまずいものでした。この時、改めて母乳は自分 の食べたものを介して血液で作られているんだと実感しました。

  また、夏場はどうしても水分を多く取り、体を冷やしてしまいがちになります。すいかなど糖分や水分の多い果物を取りすぎて、 おっぱいが張って乳腺炎になりかけたこともあります。
  赤ちゃんも月齢がすすむにつれて、おいしいおっぱいかどうか認識できるようになるため、味が悪いと乳首を噛んだり飲みが悪くなります。

  赤ちゃんの顔に湿疹ができたりすると「何か刺激の強い物を食べたかな」と自分の食生活を見直すようにもしています。赤ちゃんに適温でおい しいおっぱいを提供してあげるためには、母親の食生活は最も重要だと思っています。

  授乳中は特におなかがすいて過食になりがちです。ただバランスよく摂取することだけを指導されても説得力に欠けると思います。

  豊かな食の時代であるからこそ注意しなければならない食材は多様にあると思います。餅やナシ、油っこいものを食べても〝母乳に影響しない〟 という理由をぜひ科学的根拠に基づいて説明した上で掲載してもらいたいです。

  〝間違いだらけのおっぱい常識〟と地域情報誌に掲載されているのを見た時、母乳育児を経験した読者は、少なくとも、疑問を抱き、 母乳育児が未経験の読者はそのまま受け入れてしまう恐れがあると思いました。

  この記事の内容は、私が母乳育児で体験し学んだことまで、少なくとも否定されることになるので腹立たしいです。

(岐阜市・20代後半・2児のママより)

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西ぎふ産婦人科 院長:鷲見 裕久 母乳外来担当:鷲見 季予子 診療科目:産科・婦人科

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