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№11  産院選びから卒乳まで  ~母乳で育てられることの喜び~

  私は、産むまでおっぱいは当然出るものだと思っていました。あんなにケアをしたり食事に気を使わなきゃいけな いなんて思ってもいませんでした。 これは、私が母乳育児をしてみての体験談というか感想です。
  初めての出産だったので、どの産院で産むかネットで調べたり、訪問したりして、部屋を案内してもらい、産院を決めようと思いました。 やっぱりシェフがいて、部屋はホテルのようにきれいで、エステやジャグジーつきのバスタブがついてるなんて素敵!と思っていました。 

  そんな中一番最後に西ぎふさんに「見学したいのですが…」と電話をしたところ、部屋を見せてもらえばいいや、位の気持ちでいたのに、「 直接助産師が説明いたしますので」と言われてびっくり。 あんなに忙しい助産師さんが、母乳育児への想いを熱く語ってくださって、産むならここしか ない!と決めました。  エステがあったりフランス料理が出たりするのは、ママには嬉しいことだけど、赤ちゃんにとって全然嬉しいことじゃない。 赤ちゃんにとって、美味しいおっぱいを飲める方がずっと大切で、私は自分の事だけしか考えてなかったんだと反省しました。

  入院中は授乳量を計っても0ばかり。退院時も一桁代、これで本当に母乳育児をしていけるのか不安で仕方ありませんでした。母乳外来でおっぱいケ アーをしてもらうと、にじんだ事しかなかったおっぱいがシューっと飛んだときには嬉しくて涙が出ました。

  赤ちゃんが、毎回30ml足すだけのミルクを、20分かかっても残すので、体重は成長曲線の下限ギリギリでした。保健所へ体重を計りに行くたび、 「おっぱいが出ていないんじゃない?」と言われたり、出のよくないおっぱいに怒った子供が「えっぐえっぐ」いいながら飲むので、周りからは「 そんなに嫌がるならおっぱいやめたら?」と言われました。 それでも続けられたのは、母乳外来できよ子先生が「おっぱいの出がよくなってきましたよ、 もう少しでおっぱいだけにできるよ、よくがんばりましたね」と励ましてくれたからだと思います。

  卒乳すれば外出先で授乳室を探し回ることもなく、好きなものを何でも食べられる少し楽しみにしていました。 なのにこれが最後のおっぱいだと思っ たら、寂しくて悲しくてポロポロ泣けてきました。おっぱいのおかげでいつでも子供と一緒にいられたんだと感じました。

  甘いものや脂っこいものが食べられない私の横で、美味しそうにポテトチップスやアイスクリームを食べている夫と喧嘩したのも今では笑い話ですが、 本当に食べたくて我慢していたので、卒乳してから10kg増え、きよ子先生には「お母さん太りました?」と言われました。(笑)
  2ヶ月前に2人目を出産しました。退院時にはまだミルクを足さなくてはいけないくらいでしたが、上の子の時よりはずっと出もよくなっています。 上の子と2人で格闘しながらの授乳のおかげで、今は母乳だけです。ミルクを足さなくていいのはこんなに楽なのか!とびっくりです。

  母乳だけで生きてるんだと思うと、食事に気を使ったり、出をよくするためのケアは、この子にとって命に関わる問題なのですね。冷たい飲み物や脂 っこいものなんてとんでもない!美味しいおっぱいにしていっぱい飲んで欲しいなと思います。

(2児のママ・ayaさんより)

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西ぎふ産婦人科 院長:鷲見 裕久 母乳外来担当:鷲見 季予子 診療科目:産科・婦人科

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